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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
サラリーマンに向いている、向いてない?
 すこし古い話を思い出しました。もう10年と少し前のことです。その
日は商売をたたみ練馬の奥に引越しした両親と姉の家を訪ねていました。
まだ娘が学校に上がる前で、定期的にじじ、ばばに会わせてあげようと
重く行き来していました。

父は碁盤を挟んで孫娘と向き合い「さあ、どうしようかな。ここが危な
いから石を置いておこうかな」などと話しかけながら楽しんでました。
娘は言われたとおりの場所に石を置くだけです。でもなぜかそれが娘に
とっても楽しかったようで「じじ、ごばんやろ」と行くたびにねだって
いました。

二人で碁盤を挟んで遊んでいたとき、父がぼそっと「おまえにサラリー
マンは無理だろう」と言いました。話しかけたとも、独り言ともとれる
ような言い方でした。

そんなあ、いまさらそう言われてもなあ。すでに四十代の半ばも過ぎ、
会社では流木ながらそれなりの部下をもって仕事をしてきたつもりの私
は半ば冗談のように、だったらもっと早く言ってほしかったなあと受け
流しました。

でも思い返すとこの「サラリーマンに向いてない」発言はずっと若い頃
にも聴かされていました。そのときの言葉は「お前に宮仕えは無理だな」
だったように思います。

さらに三十過ぎの頃、義兄からも「○○ちゃんはサラリーマンじゃ絶対
に出世しないね」と。何か気に障ったことを言ったらしいのですが自覚
症状のない私にはただの捨て台詞と感じただけでした。

真意はともかくとして「自己主張ばかりで相手を立てることが下手」だ
ったり「長いものには巻かれなさい」といった面を伝えたかったのかも
しれません。

サラリーマンに向かって「お前、サラリーマンに向いてないよ」という。
言われたサラリーマンには立場がありません。「まあ、あんたから見れ
ばそうかもね」くらいに受け流すよりしょうがないでしょう。

でも反対に「サラリーマン向きだね」と言われて浮き浮きした気持ちに
なれますか。ばかにすんなよ、俺はエンジニアだよなどと巻き返したく
なりませんか。

私が早期退職への応募を決め、知り合いの人事部長を介して所属部門に
話を持ち込んでもらいました。担当人事部長との会話は以前ご紹介しま
したが、若い頃の私を知っていたらしい彼の口からも「○○さんは会社
員というよりは団体職員とかのほうが向いているかもしれませんね」と
評されたのです。

管理職になる前、社員代表としてサービス残業の実態を表沙汰にする事
に意欲を持っていた当時の私を知る彼としては、企業批判に明け暮れる
労働団体なんかが向いているんじゃないかと皮肉を言ったのでしょう。

かつての上司に、こいつは筋金入りのサラリーマンだな、と思える人が
いました。当然の結果として反りは合わず評価はメタメタでした。でも
私はサラリーマンに向いていると言われるような人間像に何らあこがれ
をもっていませんでした。

退職を決めた背景にこの「サラリーマン向きでない」自分を強く自覚し
ていたことが大きく作用しています。夏目漱石の講演に「私の個人主義」
というのがあります。ここで彼は「自己本位」という言葉をつかってい
ます。この文章が不向きな仕事に携わる私の背中を強く、そしてゆっく
りと押していたように思います。

私は自営業者(自由業でもいいですが)としての自分に満足しています。
確かに若い頃はソニーに勤めていることを誇りに思っていました。先輩
たちが作り上げてくれた会社を誇っていたのです。そしてその会社から
様々なものを受け取り、なんとか独り立ちできるようになった。

父はその後間もなく死去してしまったので開業した私を知りません。父
親としての最期に息子に奮起を促したかったのかも知れません。

みなさんとってはどちらが快適ですか。サラリーマンに向いているねと
褒められるのと、サラリーマンにはあまり向いていないみたいだね、と
言われるのと。

サラリーマンとして過ごす、人生の一部の時間をどのように位置づける
のかという質問なのかもしれません。

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