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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
役職定年制度と若手社員の寿命
 2013年度から導入されたという役職定年制度。部長職で55歳、課長職
で53歳と決められたようです。またこの課長職定年は2年後には50歳ま
で引き下げられるとか。

社員としての定年は60歳ですから、部長でも5年、課長だと10年間もの
期間何をして過ごすのでしょうか。役職解任から1年以内に早期退職す
れば割増金がもらえることも併せて制度化されたようなので、要は解任
されたら退職しろとのことでしょうか。

しかし部長、課長といえば現場運営の要です。その職についている人達
は何れも多くの業績を挙げてきた人たちのはず。その人たちを早く辞め
させて、そうでないひとたちを残す。なんか変な感じがしませんか。

ソニーの、少なくともエレキの分野で人々を統括していた管理職の人達
は技術的にも、経験的にも、そして人望も備わっているはずです。他の
カテゴリの銀行や保険など業務そのものは事務的なもので、管理職の仕
事といえば勤怠や予算管理が中心といったものとは大きく異なります。

大手銀行などは以前からこのような制度を持っていて、40歳で支店長に
なれない人は出向を命じられ、その期間も1年から長くて数年で転籍す
るそうです。出向満了後に出向先が受け容れてくれなければそれまでで
す。でもこのスタイルは天下るだけの、そして受け容れてくれる取引先
を持っていることが必要です。

銀行と取引先の関係は慣習としてこの制度を暗黙知としているのかも知
れません。受け容れを断ると貸付条件が厳しくなってしまう等のペナル
ティーを恐れる意識も実はあるのかもしれません

何年も頑張って、実力つけて、現場を牽引してきた正に「人財」を年齢
という基準だけでいともあっさり切り捨ててしまう。理解に苦しみます。
かつてソニーには専門職制度がありました。今はありません。管理職、
統括職を離れた人たちに居場所はないのでしょう。

しかしこの制度がもたらす害は有能なベテランの切り捨てだけに留まり
ません。いえ、それ以上に大きな害は若手社員の寿命を短くし、ひいて
は会社の老化を早めてしまう点です。

部長職は言うに及ばず、課長職といえどもその道程は長く険しい道のり
です。入社して、リーダー格に上がり、さらに係長格、管理職と登って
初めて課長職になる権利が生まれます。そしてそれら各々の推薦を受け
るにはその直近数年間の人事考課が優れていなければなりません。あた
りまえのことです。

つまり課長の定年50歳から逆算することで、かなり早い時期に自分自身
の将来が見えてしまうことになります。

例えば。課長定年50歳とすると課長にさせてもらえる年齢はまあ45歳く
らいでしょう。その直前の1~2年は人事考課が高いことが要求されます。
昇格してすぐ高い評価はもらえないでしょうから、40歳頃には管理職格
になっている必要があります。すると係長格には35歳といったところで、
さらにリーダー格は30~32歳くらいと。

二階級特進などのパスがなければ、30代半ばでもう昇進は一切見込めな
い人達がでてきてしまいます。専門職の道がない以上、管理職になって
昇格を続けなければ所得は上がりません。後輩に抜かれ定年まで下働き
です。それでも頑張れる社員が何人いるでしょう。気力が萎え、若い力
さえ発揮できなくなるでしょう。

30代半ばといえば最前線で戦う最強の戦闘員たちです。そこから円熟味
を増してゆき、バランス感覚を磨き、会社を支える柱となってゆくので
す。その時期に希望を失わせるような制度です。

逆に節目、節目で着実に推薦を得るため、上司のご機嫌ばかり取る様な
軟弱な連中が出世する会社になってしまうのではないでしょうか。

もったいない。ほんとうにもったいない。全員を活かす経営の知恵はな
いのでしょうか。人件費を抑える方法は他にいくらでもあるでしょう。

気骨がある。一発逆転を夢見る、大器晩成。そんな技術者の理想工場は
跡形もなく潰えてしまったのかと思うと残念でなりません。

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コメント
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
平井社長もハワードと同様、短い在籍期間中にもらえるだけもらう算段でしょうか。
会社を強く丈夫にしようと思ったらこんなことはできないはずです。
会社が赤字であえいでいるさ中に大金を受け取る社長、平井一夫氏。ですね。

> はじめまして。
> 興味深く読ませていただきました。
> 私の方がちょっとだけ先輩のようです。(2012年5月早期退職しました)
>
> 本テーマの役職定年制については、これはソニーをじりじりと弱くしていくのではないかと考えています。
> 役職に就くには厳しい成果主義で結果を出さなければならず、そのくせ一律に年齢でその役職を解くという
> 不思議な制度です。思い切りモチベーションが上がらないシステムですね。
>
> おそらく今年から学生の就職先としての人気はかなり下がるのではないかと思います。
> 優秀な人は来なくなってしまうかもしれませんね。
>
> P.S.
> 平井社長の年収が2億円超だったという記事を見て唖然としました
> 下っ端には厳しく上には楽ちんな会社ですね。
[2013/06/28 15:06] URL | 運はみんなに平等 #- [ 編集 ]


はじめまして。
興味深く読ませていただきました。
私の方がちょっとだけ先輩のようです。(2012年5月早期退職しました)

本テーマの役職定年制については、これはソニーをじりじりと弱くしていくのではないかと考えています。
役職に就くには厳しい成果主義で結果を出さなければならず、そのくせ一律に年齢でその役職を解くという
不思議な制度です。思い切りモチベーションが上がらないシステムですね。

おそらく今年から学生の就職先としての人気はかなり下がるのではないかと思います。
優秀な人は来なくなってしまうかもしれませんね。

P.S.
平井社長の年収が2億円超だったという記事を見て唖然としました
下っ端には厳しく上には楽ちんな会社ですね。
[2013/06/28 13:47] URL | 早退オヤジ #- [ 編集 ]


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