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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
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職人さんは一匹狼じゃなかった
 堀口さんが製作した引き手はそれ自体で用を成すものではありません。
襖、引き戸に据えられてはじめて生きるものです。そこには襖紙の職人
さん、襖の枠の職人さん、枠に紙を張り込む職人さんなどの手を経て生
かされています。職人さんたちは互いにチームを形作って仕事を完成さ
せているということに、なんと今頃気づかされました。

職人さんは一匹狼ではありませんでした。実にきめ細かく連携した職人
ネットワークの中で、他の人にはまねのできない専門分野を担っている
「要素」でした。

会社にいると『俺はなにも手に職がないから会社辞められない。手に職
をつけなくちゃなあ』などという台詞もよく耳にしました。手に職がな
いから会社の中でなくちゃ生きられない。手に職があれば一人でやって
ゆける。そういったニュアンスに聞こえる言葉で、いままで違和感なく
聞いていました。でもそれは全くの誤りでした。

手に職をもち自立することが如何に厳しい世界に生きることか。サラリ
ーマンとはまるで世界が違います。教えられた芸を披露する程度では何
ひとつ仕事はさせてもらえません。

靴職人の末光さんにしてもしかり。引き手金具職人の堀口さんにしても
しかりです。判りやすい引き手金具を例にとってみます。訪問して様々
教えていただいたことですが、堀口さんが一つの引き手金具を製作する
過程には夥しい職人さんらが関わっています。その最たるものは鑢職人
の深沢さんです。タガネを使って注文通りの鑢を作ります。引き手金具
の仕上がりはこの鑢に負うところが大きいことはご紹介した通りです。

さらに引き手金具の装飾には煮色染色以外にも漆や箔、蒔絵、七宝など
が用いられますが、これらもその専門の職人さんらが請け負っています。
そして出来上がった金具を収める襖にあっては襖紙の絵柄の染色用型を
作る職人さん「型付師」。この型染めに用いる型は和紙に柿渋を染み込
ませた渋紙というものを切り抜いて、色数に合わせ何版も用いられます。
この染色用型紙自体を作る職人さんもいるわけです。襖の骨組みを作る
職人「骨屋」さん。襖の縁に漆を塗る「塗師(とし)」職人さんらの仕事
があって、初めて堀口さんの引き手金具を収める場所ができるわけです。

その襖をしつらえる和室に思いを馳せると、どうでしょう。一体何人の
職人さんらが総出で、よってたかって仕事をしているのかということが
判ります。

手に職をつけて仕事をするということは、プロとして大きく重厚なシン
ジケートの一員として他を寄せ付けない仕事を担うということの様です。
サラリーマンがちょっとのことで身につけられる「手に職」とは大きく
異なるものであることは間違いありません。

プロとして仕事をするにはチームを組むプロ達に認めてもらう必要があ
ります。組織が面倒で独り立ちしよう、手に職をつけようと考えている
のであれば早めにプロの職場を訪問し、考えの誤りを正したほうがよさ
そうです。その上で今いる職人さんらに無いものを生み出せると思える
のであればそれはまた新たなジャンルのプロフェッショナルの創造です。
こう考えればいい目標にできそうです。

そのためにも自立を目指すなら、まずプロの職場を訪問しましょう。

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