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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
ソニーの肩書きを失って得たもの
 ここまで書いてきて漸く自分の本音に近づいてきました。こんな奴は
会社にいちゃいかん。こういう奴はもっと外に目を向けるべきだなどと
自分自身を奮い立たせるロジックを組み立て、自分を早期退職応募に導
いてきたことが改めて判ってきました。でもそれが本音だったし、それ
に正直に反応したいという自分があったのだと思います。

しかし社会人として常に「ソニーの」を後ろ盾にしてきた自分が自力で
魚が追えるのか。社員証もない、名刺もない、さらには職もない生活が
どのようなものか不安は大いにありました。

収入をなくし家計の固定費リストラを進めました。後述しますがまずは
保険関係の整理に着手しました。重複したサービスを見直し保険料の安
いものに片っ端から切り替えていきました。新しい保険への加入申し込
み書に捺印したところ奥から責任者が出てきてこう言いました。『あの、
失礼ですが無職の方ですね。無職の方は保険金詐欺につながるケースが
多いため受理されないことがあります。無職ではなく「主夫」としてお
いてください』。

かつての上司も申請中のクレジットカードが退職により成立しなかった
と嘆いていたことがありました。大手企業、優良企業、世界企業との名
をほしいままにしてきた会社でしか働いたことのない自分が裸でやって
いけるんだろうか。

退職後、日中は役所だの、職安だの、再就職支援会社だのと出歩くこと
も多くあまり気に留めませんでしたが、寝ている間は不安に襲われてい
たようです。毎日変な夢を夢をみました。追われる夢、喧嘩する夢、そ
して他を傷つけるようなものまでありました。やっぱり不安だったので
しょう。

でもほぼ完全に回復しました。そしてさらに肩書きのない素の自分とし
て心が開けたように思います。電車に乗ってもちょっとしたきっかけで
見知らぬ人と会話します。先ほどの保険の話でも建前を取り払い、所得
がないからこそ保障を担保したいのだと相談すると様々な選択肢が与え
られました。

今日も京急の品川から普通電車に乗ったら70歳くらいのおばあちゃんが
キャリーバッグ引きながら閉まりかけたドアをくぐるように乗り込んで
きました。そして『品川行きはこれでいいんですか』って。ここ品川駅
ですよと答えたらそのまま、また降りようとして挟まれかけましたた。
『おばちゃん、あぶない、あぶない』と引き戻しました。聞いたところ
行きたい先は羽田空港でした。1時間後の札幌行きに乗るんだとのこと。
各駅に乗っちゃって間に合わないかもしれない。『おばちゃん、10分捨
てても間に合うと思うから北品川から一旦戻りなさい。国内線は30分前
受付でも乗れるって言われてるから』と無責任なことを言って安心させ
ました。おばちゃんは一駅で降りて品川駅に戻ってゆきました。

ちょっと前なら余計なことはすまいとしていました。いつしか会社での
生活がそのまま自分の行動を規制していたようです。いつからそうなっ
たのか。若い頃は『おまえ、そこまで言うのかよ』などと非難される場
面が多々あったのに。

かつては相手の質問意図を汲む以前に自分の意見を発していました。も
し意図を汲んだつもりになって請けを狙った台詞を発したときに『そう
いう反応が返っくるとは思わなかった。残念だ』なんて思われたらそれ
こそ取り返しがつかない。そういう自分がいつしか色褪せていたことを
知らされました。聞かれたら自分自身の考えで回答する。どうしたらい
いのかは、どうしたいのかから結論する。それが自然にできる場所に戻
ってきたようです。

昨年10月に同期の30周年会を開催しました。会社の経営を担う面々や大
分前に会社をはなれ新しい生活のほうが長くなった人も多くいます。何
とアメリカ合衆国や四国からわざわざ参加してくれた仲間もいました。
数時間の宴席では誰もが例外なく30年前に戻っていました。それも私に
大きな波をもたらしたのかもしれません。その波のおかげで流木は新し
い潮に乗せられたような気がします。仕事も週末も楽しくてしょうがな
かった当時が懐かしく、もう一度取り戻してみたいと思うようになりま
した。

昔を知る仲間との挨拶は「なんであの頃はあんなに楽しかったんだろう
ね。やんなっちゃうくらい楽しかった」とお互いに当時を懐かしむ言葉
になっていました。

自分自身の『こころの時代』を探してみようと思います。楽しいことが
たくさんあるように思っています。

早期退職応募までのいきさつは今回でいったん終了することにします。
平たく言うと「今の会社に残って何スンの?」に回答しただけの事です。
皆さんの答えは如何ですか。

ここまでお付き合いありがとうございました。

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