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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
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体験に勝るものなし
 夏休みを前にして大学院では博士課程秋入学の選考がはじまりまし
た。私が在籍する大学では成績優秀者は修士課程2年の秋に博士課程
へ進学します。そのコースに乗る彼らはやはり他に増して実験現場に
多く滞在しているように思えます。

しかし彼らをさらに上回る、日常的に常時実験現場に貼り付いて作業
しているのはいずれも留学生達です。

研究室は多くの留学生を迎え入れ、多いときには10名を優に超えます。
スイス、イタリア、中国、タイ、インドネシア等々、様々な国からの
留学生らは私達スタッフの部屋に並べられた机の島にに所狭しと二人
でひとつの机を使うように犇いて過ごします。

彼らの母国はそれぞれですがみな自由に英語で話し合います。研究の
内容の相談も、そして発表もすべて英語です。リハーサルでは英語の
間違いなども指摘しあって切磋琢磨しています。

これに対し日本人学生が実験と向き合う時間は何分の一もないように
感じます。インターネットで他者論文を探り、なんかいい方法はない
ものかと思案し、その取捨選択に集中しているようにも思えます。

自ら現象と向き合い、悩み、考察を加えながら思考錯誤する留学生に
対し日本人学生は他者が既に行った結果から正解を取捨選択している
ように見えて仕方がありません。

博士課程に進む学生にはこの傾向は少なく、実験室で見かける頻度も
高いのですが、それでも留学生らの取り組みとは大分違います。

在籍する研究室はとても恵まれていて測定装置や試薬、ガス、消耗品
などとても潤沢に用意されています。整った環境の中で少しでも多く
の経験をしたいと望む留学生が一生懸命なのは十分に理解できます。

でも恵まれた環境におかれた日本人学生たちはそう考えていないよう
です。ひょっとするどころがあたりまえのように就職するための資格
のようにしか考えていないのではないでしょうか。

この状況はまずい。企業が学生をそうさせていることは疑いがありま
せんが、これはまずい。日本の科学はどんどん立ち遅れてゆきます。

体験による「感覚」があればインターネットで知識を探し活用する事
ができます。みなさんもそう感じるのではないですか。でも「感覚」
を持たない人達が知識を手にしてもそれを知恵に変えて実用に用いる
ことはできません。

学生だけでなく研究職が参考にする「論文」。くせものです。書いて
いる本人がよく知ってるはずですが学術論文に記載されている内容は
「特異点」だけです。普遍性はまずないと思って間違いありません。

それは論文の著者が決め付けていた性質が証明された(と思われる)
データだけを採用して結論しているからです。主張したい案と異な
るデータは失敗実験として葬られてしまいます。

せっかく得られた事実が不都合なため蓋をしてなかったものにする。
その結果が論文として発表され、掲載された科学誌のグレードに基い
て執筆者の業績となり、次の職位への切符になります。

さらに問題はこれらの実験やデータは研究者ではなく実験担当者によ
って採取されていて、論文執筆者は手を用いていないことです。報告
された結果を取捨選択し、都合のよいものをならべて論文にするわけ
です。

STAP細胞で大騒ぎになりました。論文通りに実験しても再現しないと。
ほとんどの論文に書かれている実験結果は再現できません。当然の事
としてその記載内容は「たまたま」著者の意向にそった結果が選別さ
れてのことだからです。STAP細胞問題はあまりに大きなインパクトが
あったため叩かれ、学位剥奪まで発展しました。

でも私感ですがほとんどの学術論文に記載された結果は再現不能では
ないのではないでしょうか。興味をもたれることもないので誰も追随
しないためその是非が判断されていなだけのことのように思います。

話は変わりますが娘が北海道の大学に在籍しています。このキャンパ
スに通う学生のほぼ100%が一人暮らしのためでしょうか、大学なの
に担任の先生がいます。生活面までをサポートする体制をとっている
ためと思います。

先日2年になった娘の担任との面談に行ってきました。冒頭担任の先生
から「娘さんの就学状況について特にご報告するような懸念はありま
せんが、ご両親からなにかございますか」と言われ、つい「せっかく
北海道に行ったんだから、座学はほどほどで構わないけど実習だけは
徹底的にやってこい、と伝えています」と答えたところ「娘さんはご
両親のことばを忠実に実行に移しています」と微笑みながらの返事が
返ってきました。

ちょっと複雑な気分になりましたが妻とはまずまずうまくいってると
帰りのバスの中で話していました。

知識より知恵を生み出す体験。娘も漁業や農業のアルバイトや学校の
農作、醸造など様々な「実務」と向き合って、知恵を生み出す力を養
ってくれているようで楽しみです。

私も商品開発、試作に全力で取り組みはじめました。

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