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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
テレワークリストラ
 早期退職を考える人たちへしばらくぶりの話をしようと思います。

私が退職したのはもう8年も前のことになります。業績不振にあえぎ
リストラを繰り返してきた会社にしがみついていても楽しい毎日を過
ごすことはできないと踏ん切りをつけたのでした。

それからこれまでの8年間に当時に覆いかぶさるように次から次へと
様々なリストラが押し寄せてきました。今回のコロナ禍はそれに拍車
をかけました。スマホに代表される集約機器による家電の衰退に加え
AIによる擬人化が進み、さらに半強制的に導入を余儀なくされたテレ
ワークが社会構造の変化を促しさらなる構造的リストラを誘発します。

だいぶん昔の話になりますが「職場の華」といった言葉がまかり通っ
ていた時期があります。職場に気立てのいい娘がひとりいると職場が
明るくなり和やかになる。そんな役割を担った女性が重宝されました。

ことしの4月7日の非常事態宣言から企業はテレワークを強いられる
ことになりました。宣言が解除されて以降も感染者がでたら職場を閉
鎖せざるを得ません。解除後だからと国は一切面倒を見てくれません。

企業は自己防衛に努めるより仕方がないのです。コロナ保険まで登場
しているのです。コロナ以上に毎年死者を出すインフルエンザ保険は
聞いたことがないのに。

このテレワークはこれまでの職場での仕事のありようを大きく見直す
機会になりました。『あいつ半年職場に顔出してないけどなにやって
んだ。そのあいだだれもなんにも困らないけど。』なんて人があぶり
だされるようになっているのです。

それこそテレワークに職場の華は必要ありません。裏返すと無味乾燥
なテレ職場のようにも感じますが問題はそれだけに止まりません。新
たなリストラが始まるのです。

仕事のスタイルが変わったことで皆が集まり団子となって仕事を進め
る日本的な働き方から、個々が独立して働く欧米型といっていいかも
しれませんがネットワーク型の働き方に移行しようとしています。

これは私が海外マネージメント講座で取り上げる課題ですが日本人は
みんなで頑張ろうです。欧米は個々が責任を全うすることで結果に結
びつくようマネージメントされている社会です。組織の在り方が全く
違います。

東南アジアの国々は欧米列強の植民地であった時期が長くあり日本人
よりこのネットワーク化されたビジネス感覚に長けています。個々人
はそれぞれの仕事をしているのにマネージャーによりそれが関連づけ
られている社会です。

テレワークはそんなネットワーク化される仕事の仕方を要求してきま
す。個々人が自分の仕事の輪郭を意識しないと働くことができません。
従来型といっていいかわかりませんが、みんなで和気あいあいと集団
を形成し、いつだれがどのような責任と権限で動き、だれがどれだけ
結果に寄与したのかしてないのか曖昧な職場は機能しなくなります。

この和気あいあいは私は大好きですが、より厳しい視点で「あいあい」
を見直さなくてはなりません。お互いどのような補完関係にあるのか。
それはバランスしているのか。

私が働く大学も個々に出勤日が決められ全員が揃いいわゆる三密にな
らないようスケジューリングされています。研究室の職員の中には4
月の緊急事態宣言以降全く出勤を許可されない者も居ます。でも研究
にはいっさい影響がありません。職場にいなくてもなんら支障のない
人とその人が行っていた仕事は必要なかったんだとはっきり意識され
るようになってしまいました。

また新手の、そして手ごわいリストラネタが現れました。観光業でも
ロボット化が進む話題もニュースで取り上げられています。外食産業
でも小売業でもしばらくの間は無人化策が展開されるでしょう。

寄らば大樹が通用するのは国会議員と公務員だけかもしれません。
だからといってスピンアウトして独立しようなどと安易な行動は慎ん
でください。この時期、低迷する業界から他社への転職はまず目があ
りません。かといって起業するのもそうは問屋が卸しません。

次回は私が参加してきた起業セミナーで感じたことをお伝えします。


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自宅勤務時間のあいまを使って
 4月7日から7月5日まで大学が閉鎖されていました。6日から入構で
きるようになりましたが実験室の三密を避けるため入構可能日がそれ
ぞれ決められ、私は毎週月曜日から水曜日の3日間です。

閉鎖期間中に特許申請や論文作成用資料などのデスクワークが終わっ
てしまったので最近の木、金は実験データの見直しや次の作戦を考え
る時間になっています。でもこれらは机やパソコンにかじりついてい
ても埒が明かないので散歩に出たり、自宅の作業をしながら思いつく
毎にメモする程度しかできません。

でも、この時間を活用させてもらい、以前から妻に頼まれていた家具
の製作に充ててきました。

もう10年ほど前、キッチンと食堂の間にあるカウンター下にガラス吊
戸棚を作りました。その下にワインボトルなどを収納する棚を作って
ほしいと頼まれていたのです。これまではサイドボードの上やカウン
ターに並べていますが、すっきりさせたいとの希望からです。

設計から完成までおよそ2ヵ月を要しましたがそこそこ思い通りの仕
上がりで大いに喜んでいます。

奥行き10cmほどの薄い戸棚なので引き違い戸にするとほとんど何も入
れることができません。また食卓をカウンターに押し付けるようにし
て使用することもあるので開き戸にすると開けることができなくなっ
てしまいます。

苦肉の策で、両端を折戸にして、間を引き戸にしました。こうすると
扉の厚さは1枚分で奥行きが確保でき、食卓があっても一方の折戸を
開けることで間に挟まれている引き戸をずらし物を取り出すことがで
きます。

材料はいつものタモ集成材を用いました。枠組みや8枚の扉、棚板等
加工した部品はおよそ100点、ガラスなど購入品は30点ほどと今まで
にない規模になってしまいました。

費用もおよそ8万円ほどかかりましたが十分満足のゆく結果と経過を
楽しむことができました。

大学での実験作業が大きく作用していると思います。よくとりあえず
試してみるのが早いよなどという人があります。しかしとりあえずの
実験で期待する効果が認められないとその対策自体が否定されてしま
います。実験方法が悪かったのかもともと効果の得られない対策だっ
のか、判断がつかないまま一つの手段が葬られてしまいます。

これはなんとしても避けたい。実験は十分な検討と確実な手段が得ら
れるまで手を付けてはいけなのです。今回多くの部品を加工するのに
あたって、とくに8枚の扉はそこそこ寸法が揃ってくれていないと困
ります。手順を考え、治具を作って工程を組み立てました。

こんなところにも多少の進歩を見たことがうれしかったのです。如何
でしょう。まずますの出来ではないでしょうか。そうでもないですか。

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