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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
世の中「ちゃんとしてない」ことばかり
あけましておめでとうございます。ブログの更新を大分長い期間サボっ
ていました。申し訳ありません。

じつはアベノミクスのご利益により企業業績が底上げされ、新聞紙面に
リストラの文字も見かけなくなってきたし、私の退職後生活も3年経過
したためそろそろこのブログを閉じて、別のテーマで書き始めようかと
いろいろ考えていたのです。

ところがここにきてあの東芝が大リストラを敢行すると発表しました。
年初にちょっと引っ掛かる話題ですが著書に関係するテーマを書かせて
いただきました。

不正会計という所業によってあれだけの大ブランドが一瞬にして吹き飛
んでしまいました。無策な経営者も非難されて仕方ありませんが、法を
侮った経営はあってはなりません。断罪されてしかるべきでしょう。

粉飾せずとも黒字だったのに、社内目標が達成できていないからと捏造
を繰り返し取り返しのつかない、危篤状態にまで陥ってしまいました。
期待を裏切ったのではなく、信頼を裏切ったのでこの復旧作業には膨大
な時間と努力が必要になります。

一方では旭化成建材の手抜き工事とデータの捏造が発覚しこちらも大変
な状況に陥っています。現場での作業者がデータを紛失したりとのこと
として処理されていますが、事実はそうでなかったのだろうと私は考え
ています。

杭打ち作業手順が「ちゃんと」していなかったのです。本をだしてから
この「ちゃんと」という言葉にどうしてもこだわってしまうのです。

杭打ち作業におけるちゃんとしていなかった部分はたぶん、打った杭が
硬い地盤まで届かず、データとして残すことができなかったのだろうと
思うのです。準備された杭の長さは地盤調査に基づく設計値で製作され
ているはずです。でも地盤調査は敷地内の数箇所で行うもので、それぞ
れの杭打ち場所個々にボーリングして確かめているわけではないと思い
ます。

杭打ち重機の負荷をモニターしながら硬い地盤に突き刺さったことを確
認し、データを残すということでした。でも硬い地盤が予測より深かっ
たらどうするのでしょう。このルールが決められていなかったのだと思
うのです。だから「届いていなかった証拠となるデータ」を残すことが
できなかったのです。捏造するしかなかったのです。

「杭長さ足らず」で杭の製作からやり直すなんてことは出来ようはずも
ありません。建築現場で行われる多岐にわたる作業はそれぞれ異なる専
門業者が組み込まれています。そのスケジュールはまさにプロジェクト
マネージメントの大作とも呼べるほどに緻密に組まれているはずです。
そこで働く人たちや重機にはすぐに次の現場が待っているのです。建築
スケジュールが遅れるだけではなく工事そのものが続けられなくなって
しまうのです。

測量の精度、設計の瑕疵など上流で行われる作業のしわ寄せが現場作業
に覆いかぶさっているのです。しかもそのリカバリー方法が準備されて
いない。データを採り確認することはできます。でもNGだったらどうす
んのよ。ちゃんとしてないルールのほとんどはこの問題を抱えています。

①杭の長さをS,M,Lで準備しまずS杭から打ち始め、地盤まで届かなかっ
 たらMに変更する。その間にMを1本追加発注する「背の順工法」。
②短い杭を打って届かなかったら杭の尻に継ぎ足しの杭を継いで長くす
 る「杭つなぎ工法」。
③はじめから長い杭を打ち込んで、余った部分を切り取ってしまう「出
 る杭は切る」工法。

どんな方法でも構いませんが、性能と工期とコストへの影響を最小限に
抑える工法開発が必要だったのです。

ちゃんとしてないルールは一様にこの「エラー処理」が不完全です。作
業者がルールを守らないのではなく守りようのないルールになっている
のです。現場から予定通り進まないと進言されると「それを考えて進め
るのが仕事」とか「そのぐらいのこと自分で考えろ」とは「そんなこと
もできないのか」などと管理できない管理者は現場を叱り飛ばします。
結果、担当者の独断で「見かけ上」の合格結果が残されてゆきます。

この欠陥が根深くはびこるのはルールが守られていない事実が隠されて
しまうことです。

皆さんに課せられているルール、そして皆さんが課しているルールには
ちゃんとしたエラー処理が準備されていますか。一度見直してみてくだ
さい。企業としてだけでなく、個人としても破綻のきっかけになります。
守れるルールを作り上げましょうね。


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