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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
青色申告してみました
 開業して初めての決算時期が到来し青色申告なるものをやってみまし
た。自営業の申告方法には青色と白色(昔使われていた申請書の色の違
い)があります。青色は複式簿記を義務付けられる代わりに売上げから
65万円の控除が受けられるという節税がメリットです。

青色申告するためには会計帳簿を作成する必要があります。これはよく
耳にする「損益計算書」と「貸借対照表」の二つの決算報告書の作成が
必要条件です。自立を目指して簿記を勉強したので(3級だけど)複式簿記
をやってみました。

これは一つの金銭移動が二つの項目(勘定とよぶ)で管理されるために
複式簿記と呼ばれているものです。例えば電車賃1000円を支払った場合
現金という「資産」が1000円減って、交通費という「費用」が1000円増
えたと整理します。お金の入出と資産の増減を対比させる方式です。

市販されている会計ソフトを使えば誰でも簡単に処理できることになっ
ていますが、当事者となるとそう簡単ではありませんでした。

簿記の勉強とは全く異なる知識が必要なのです。

品川から有楽町を往復した電車賃は308円、これを帳簿記入する為には
「費用」としての「交通費」が308円増えて、「資産」としての「現金」
が308円減ったとしなくてはなりません。ま、会計ソフトを手に入れれ
ばこの面倒な作業はソフトウエアが全部自動処理してくれます。

悩ましいのはどこまでの費用を経費として申告するかです。仕事に関わ
る費用はすべて経費として収入から差し引くことができ、税金が安くな
ります。売上げが同じなら経費は多ければ多いほどいいのです。

簿記3級のテキストにはこの辺のことは何も触れられていませんでした。
ネットで調べても脱税に繋がりかねないこの手のページでは「言いたい
けど言っちゃいけないから」といったページしか出てこないのです。

経費を極限まで増やしたい私として思いついたのはサラリーマン当時に
さんざん役員の説得に使ってきた「投資対効果」の考え方と伊丹十三氏
の映画「マルサの女」の場面です。税務署職員の宮本信子さんが商店街
の総菜屋さんに赴く場面です。

店の商品として売っている惣菜も自宅の夕食に食べたりするだろう。そ
の分は経費にならないから税金を払ってくれという場面です。店のおか
みさんは怒ります。もっとずるく大もうけしている奴から取れと。信子
さんは「それってどこの誰ですか、教えてください。そこに取りにいき
ますから」といった場面でした。

税務署に相談に行くとそれはそれは丁寧に扱ってくれます。国民のため
税金を払いに来てくれている市民だからとの扱いが徹底しています。

税務署の人たちも忙しいのです。限られた人員で最大限の税収を求めて
いるのです。すなわち私のようなもともとの収入が少ない事業者の経費
を細かく調査する意味なんかないのです。それこそ税金の無駄遣い等と
揶揄されてしまうかもしれません。

初めてのことなので保管していた領収書、活動に使った交通費などを全
てスケジュール帳から見直して可能な限り経費として記載し申告書とし
て提出しました。でももっと節税できたんじゃなかろうかとの思いも残
っていました。

それは提出後に計算した国民健康保険の金額です。所得税や事業税とは
比べ物にもなりませんでした。私のような零細の日本の平均年収程度で
すら家族3人で年間50万円にもなるのです。

からくりがあって所得税は課税所得から様々な控除、配偶者とか扶養と
かが差し引かれた結果に対する税率です。でも健康保険は控除前の所得
に対する比率です。所得比例分で10%+家族一人当たり5万円です。

このお金は結果としてすべて医師に支払われるので医師会が自民とと結
託して医療費確保に奔走していることがよく判りました。票田の対価で
しょう。医療保健や厚生年金、国民年金含めて全て税金です。国民全員
に負担が義務付けられています。

話がそれてしまいましたが、節税するための経費の範囲を考えるのに当
たり私が使った個々の費用の詳細を吟味する査察官は存在しないという
ことです。私を突っ込んで数万円の税金を得るために時間を費やすなど
ありえません。

申告後に目に留まったページには税務官が申告内容の是非を判断する上
で常識的な閾値が「個人的見解」として載せてありました。勝手にこれ
は無理かな、やりすぎかなと遠慮して費用としなかった仕事の相談に乗
ってくれた友人達との食事代も経費にすればよかった。残念。

開業初年度の決算報告を通じての本音です。来年はもっと勉強して必要
な税金のみ支払うことにしようと思います。もし利益がでたら税金より
東北や足長基金に寄付したほうがいいかなとも思います。

国の補助金もらってる企業からキックバックさせて当然だという大臣に
給料払いたくないし。


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ソニー、廃棄物処理施設に着工
 とうとうそうなったか、と感じる人と、漸く踏み切ったかと考える人
がいると思います。ソニーが廃棄物分別処理施設の建設を始めました。

昨年分社化したテレビの黒字化を受け、これまでのソニーを支えてきた
ウォークマンをはじめビデオカメラ、デジタルカメラ、Blu-ray、オー
ディオなどエレキ部門をそれぞれ別々に子会社化するというのです。

読売新聞には井深さん、盛田さんの写真入りでウォークマン開発の歴史
が年表まで添えて掲載されていました。辞書に掲載されるほど普通名詞
となった商品、ウォークマンに代表されるかつての先進企業をを傷んで
いるようでした。

確かにいまは安部&黒田バズーカによる円安バブルで経営指標は見た目
大きく改善ました。分社化したテレビ事業部も黒字になる見込みだとか。

分社化すれば黒字になるのならどこの会社だって事業単位ごとに子会社
にするでしょう。でも普通はそうしない。

トヨタが小型車を子会社化するとか、レクサスを分社するなんて話しは
聞いたことがないです。確かに日立製作所や東芝、NECなどはは重電、
インフラ、家電、弱電と細かく会社を分けています。これらは商売の相
手がそれぞれ全く異なるからです。国や自治体だったり企業、個人だっ
りするためです。

しかしどれもが民生向けの商品を扱う事業部なのにそれらを分社化する
なんていう話は聞いたことがありません。設計のやり方だって、使って
いる半導体やソフトウエアだって似たり寄ったりなんです。ソニーでも
デジタル商品のプラットフォーム(基本ソフトウエア)をカテゴリ横断
的に統一し開発資源の効率化を図ってきたはずです。

それぞれの子会社が販売する商品の基本ソフト(OS)がアンドロイドだっ
たり、マイクロソフトのWidows10だったり、ひょっとしてiOSだったり。
ソニーはこれまでlinuxをベースにしたソフトウエアで全てのデジタル
商品を世に出してきていたんじゃなかったっけ。ちがってますか。

そもそも分社化するとなぜ黒字化が早まるのでしょう。

ソニー製からソニービジュアルプロダクツ製(子会社化されたテレビ事
業部)になると急に人気が高まり売上げが伸びるのでしょうか。そんな
ばかな。

とすれば黒字化の主要因は費用の削減です。2013年度は売上げに対する
コストが77%でした。子会社になると突然設計が進歩し低い材料比率で
商品化できるようになるとも思えません。ということはやはり人件費の
削減でしょう。

リストラによる人員削減に加え一人当たり単価を下げる対策が採られて
いるはずです。福利厚生も見直されたでしょう。子会社化されることで
今後益々この締め付けが厳しくなっていきます。

先行したテレビ事業の場合、子会社化の成功事例の宣伝のため意図的に
数字を作ったのではないかとも思えてきます。子会社に負担させる本社
経費をディスカウントしたのかもしれません。これまで人員比率や売上
げ比率で負担させていた本社費用を「テレビさんは頑張ってることにし
ておまけしておきましたよ」かな。

給料、ボーナス、退職金そして早期退職の上乗せ額もソニー株式会社と
ソニー○○株式会社とでは雲泥の差があったのですから。

サラリーマンに向いている人も、そうでない人も、新会社を世界一にし
てみせると考える人たちを除いて、ここは一つの大きな転機です。すぐ
横を平行して売却路線が敷設されているのですから。

ソニーの株主達はエレキ切り離しの発表を心から待ち望んでいるのです。


サラリーマンに向いている、向いてない?
 すこし古い話を思い出しました。もう10年と少し前のことです。その
日は商売をたたみ練馬の奥に引越しした両親と姉の家を訪ねていました。
まだ娘が学校に上がる前で、定期的にじじ、ばばに会わせてあげようと
重く行き来していました。

父は碁盤を挟んで孫娘と向き合い「さあ、どうしようかな。ここが危な
いから石を置いておこうかな」などと話しかけながら楽しんでました。
娘は言われたとおりの場所に石を置くだけです。でもなぜかそれが娘に
とっても楽しかったようで「じじ、ごばんやろ」と行くたびにねだって
いました。

二人で碁盤を挟んで遊んでいたとき、父がぼそっと「おまえにサラリー
マンは無理だろう」と言いました。話しかけたとも、独り言ともとれる
ような言い方でした。

そんなあ、いまさらそう言われてもなあ。すでに四十代の半ばも過ぎ、
会社では流木ながらそれなりの部下をもって仕事をしてきたつもりの私
は半ば冗談のように、だったらもっと早く言ってほしかったなあと受け
流しました。

でも思い返すとこの「サラリーマンに向いてない」発言はずっと若い頃
にも聴かされていました。そのときの言葉は「お前に宮仕えは無理だな」
だったように思います。

さらに三十過ぎの頃、義兄からも「○○ちゃんはサラリーマンじゃ絶対
に出世しないね」と。何か気に障ったことを言ったらしいのですが自覚
症状のない私にはただの捨て台詞と感じただけでした。

真意はともかくとして「自己主張ばかりで相手を立てることが下手」だ
ったり「長いものには巻かれなさい」といった面を伝えたかったのかも
しれません。

サラリーマンに向かって「お前、サラリーマンに向いてないよ」という。
言われたサラリーマンには立場がありません。「まあ、あんたから見れ
ばそうかもね」くらいに受け流すよりしょうがないでしょう。

でも反対に「サラリーマン向きだね」と言われて浮き浮きした気持ちに
なれますか。ばかにすんなよ、俺はエンジニアだよなどと巻き返したく
なりませんか。

私が早期退職への応募を決め、知り合いの人事部長を介して所属部門に
話を持ち込んでもらいました。担当人事部長との会話は以前ご紹介しま
したが、若い頃の私を知っていたらしい彼の口からも「○○さんは会社
員というよりは団体職員とかのほうが向いているかもしれませんね」と
評されたのです。

管理職になる前、社員代表としてサービス残業の実態を表沙汰にする事
に意欲を持っていた当時の私を知る彼としては、企業批判に明け暮れる
労働団体なんかが向いているんじゃないかと皮肉を言ったのでしょう。

かつての上司に、こいつは筋金入りのサラリーマンだな、と思える人が
いました。当然の結果として反りは合わず評価はメタメタでした。でも
私はサラリーマンに向いていると言われるような人間像に何らあこがれ
をもっていませんでした。

退職を決めた背景にこの「サラリーマン向きでない」自分を強く自覚し
ていたことが大きく作用しています。夏目漱石の講演に「私の個人主義」
というのがあります。ここで彼は「自己本位」という言葉をつかってい
ます。この文章が不向きな仕事に携わる私の背中を強く、そしてゆっく
りと押していたように思います。

私は自営業者(自由業でもいいですが)としての自分に満足しています。
確かに若い頃はソニーに勤めていることを誇りに思っていました。先輩
たちが作り上げてくれた会社を誇っていたのです。そしてその会社から
様々なものを受け取り、なんとか独り立ちできるようになった。

父はその後間もなく死去してしまったので開業した私を知りません。父
親としての最期に息子に奮起を促したかったのかも知れません。

みなさんとってはどちらが快適ですか。サラリーマンに向いているねと
褒められるのと、サラリーマンにはあまり向いていないみたいだね、と
言われるのと。

サラリーマンとして過ごす、人生の一部の時間をどのように位置づける
のかという質問なのかもしれません。