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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
ついに整理解雇の文字が新聞に
 1月22日(水)の読売新聞の1面に「整理解雇」の文字を見つけ「はっ」
としました。とうとう始まったかと。

記事は半導体メーカー「ルネサス」の人員削減発表に基づくものです。
このブログでも触れたことがありますがルネサスはこれまでも再三にわ
たり早期退職募集による人員整理を行ってきました。今回の記事にもさ
らに5400人に及ぶリストラを実施すると発表しました。昨年上期の3000
人整理と合わせて8400人にも上る削減は全体の25%にもなるそうです。

雇用していた人たちを整理しても整理してもなお立ち行かない。このく
りかえしが国内の製造業で起きています。

整理解雇は裁判所の許可を得て本人の承諾を必要とせず「解雇」できる
手続きです。破綻した日本航空も整理解雇を実施し、上場廃止して多く
の従業員、株主を切り捨てることによって再生したことになっています。
だれのための再生だったのか。ナショナルキャリッジを守るための国の
思惑だったのか。そこは判りません。

怖いのは破綻してもいない会社が「整理解雇」の選択肢を持ち、それが
全国紙の1面に載ったことです。

今年のはじめに話題となった食材偽装。車エビや芝エビが「バナメイエ
ビ」だったというあのはなし。大阪のホテルで発覚して以降あっちでも
こっちでも「誤表示」の発表が相次ぎました。ここぞとばかりに。

今回のルネサスの「整理解雇」の文字が新聞に掲載されたことで贖罪と
感じた会社があることは間違いありません。みんなで渡ればこわくない
からです。

かつて早期退職の募集という言葉は強い刺激を伴っていました。しかし
いまではあたりまえで、リストラという新語を当てはめられ違和感なく
日常の中にその場所を確立したように思います。

みんなで渡ればこわくない、がはじまります。かつてリストラが悪だっ
たにも拘わらずいまではあたりまえです。終身雇用を主張する雰囲気は
どこにもありません。

金銭解雇の立法を目指す安倍政権。大企業の業績が日本経済を活性化さ
せる唯一の手段だと決めたのでしょうか。ルネサスはその隙を突いたの
でしょう。読売もその隙を政府の受け狙いで見出しにしたのでしょう。

家電業界の業績は10月~12月で勝敗がきまります。11月末には世界最大
の市場アメリカでサンクスギビングデイ(感謝祭)のセールがあります。
「ブラックマンデー」と呼ばれこの週末を境に小売店が黒字になるとの
意味です。12月には世界中でクリスマスセールが行われ、ここで勝負は
決まります。

1月~3月の第4四半期は例年赤字続きで利益は見込めません。

他社への追随を始めたソニーの業績報告は2月6日に行われるようですが
上期にもまして円安が進んだ結果はどうだったのでしょう。もし改善が
進んでいなければ、手をつなぎ赤信号を渡る一団に加わることになって
しまうのではないでしょうか。

リストラという言葉の中身が「早期希望退職」から「整理解雇」にすり
替わる時期が近付いてきたことは確かです。



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その踏切はいつ開きますか
 自宅からJRの駅までの間に踏切があります。ここは線路がS字に曲が
っている場所で車両は止まりそうになりながらゆっくりと通過していき
ます。そのためでしょうか踏切がなかなか開きません。

上り、下りの通過表示がありますが、1台通過しても消えず10分以上も
閉まったままのこともあります。電車が徐行して通過することを知って
いる乱暴な人は遮断機が降りていても下をくぐり抜けて渡ってゆきます。

サラリーマンをしていたころは線路を越えることがなかったので通勤に
支障をきたすことはありませんでしたが、昨年末からのアルバイトは電
車通勤のためこの踏切を越えなくてはなりません。朝9時前なので結構
頻繁に運行されている時間帯です。

路線バスも通るこの踏切は交通の障害になっていたようで、何年か前に
人も車も通れる地下道が設けられました。踏切のすこし手前から迂回し
階段を登れば踏切の向こう側にでられるようになりました。

この踏切を越えるのに面白いことに気づきました。以前はちょうどいい
時に開いてくれるとラッキーだし、わざわざ地下道を迂回することはし
ませんでした。しかし予定の時間に余裕がなかったり、出勤時刻がぎり
ぎりになりそうな時はのんびりしていられません。不安になったりいら
いらしたりします。

そしてなかなか開かないので、少し戻って地下道を迂回して踏切の向こ
う側にでたとき、すでに踏切が開き人や車が通り過ぎてゆくのを見ると
すこし悔しかったりしました。「チェッ、待ってりゃよかった」と。

こんなことを毎日続けているのが面倒になりました。時刻までに着けれ
ばいいだけのことで、なにも1分、1秒早く職場に着きたいわけではあり
ません。間に合えばいいだけのことです。損も得もありません。

いつ開くか分からない踏切に期待して自分をそこに滞留させていたのだ
と思っています。いくら焦っても自分で踏切を開けることはできません。
以前娘を学校まで迎えにいって、路線バスで戻ってくる途中この踏切に
つかまってしまったことがあります。10分以上待たされました。

私のすぐ前の席にいたオバサンが携帯電話を取り出し「ねえ、どれだけ
待たせるのよ。すぐに踏切開けなさいよ。電車来てないじゃない!」と
怒鳴っていたんです。電鉄会社の株主さんだったんでしょうか。それで
も踏切は開きませんでした。まあ、あたりまでだけど。

この踏切の越え方を決めました。迂回路との分岐点に来たときに開いて
いれば足を速めて渡る。閉まっているときは迂回する。上りと下り両方
の矢印が点灯しているときは十中八九だめでしょうが、片方だけだった
らじきに開くかもしれない。でも開かないかもしれない。

迂回して踏切の向こう側に出たとき、すでに踏切が開いていてそれまで
待っていた人や車が先に進んでいることもあります。でも私は間に合え
ばいいだけのことで、その人達と競争しているわけでもなんでもないの
です。自分の都合に合っていればいいだけのことです。

時間に追われているときこそ迂回路を早足で抜けていくようになりまし
た。踏切は自分で操作できませんから。線路の下をくぐっているときに
警報が止み踏切が開いたことがわかるときもあります。向こう側に出て
みるとさっきまで鬱々と待っていた人や車が気持ちよさそうに先を進ん
でいます。

気づいたのはなにも先にいなくてもいいということです。予定している
時刻に間に合えばいい。そして踏切がすぐに開いて、迂回路を通るより
早く越えられたとしても行き着く先は一緒です。

いつ開くか分からない。近づいてくる電車の矢印を見ながら開く時を予
測し、そのカンに賭ける。でも結果がでるまで、できることは待つこと
だけです。迂回路を選択すれば、早足もできるし、走ったっていい。

自分の都合でやり方が決められます。でも踏切は開かなければ向こう側
にゆくことはできません。

自分でコントロールできる手段は他にもあるでしょう。踏切のない経路
とか、電車に乗る駅を変えるとか。選択はたぶん無限にあります。

踏切の前で開くのをじっと待っているのであれば、自力で迂回して線路
を越えてみるのはどうでしょう。別に踏切に集まっている人達と競争し
ているわけでなないのだから。自分の意思で進みを決められる道を選ん
でみてはどうでしょう。

それがほかから見て、他とくらべて遅かろうが早かろうがどうでもいい
じゃないですか。自分にとって気持ちのいい、自分の時間の使い方は自
分で決めればいいです。

余談ですが毎日が自由になったので85歳になる母の通院に付き添います。
国立の大きな病院ですが、そこには大勢の自分の意思では自分自身をど
うにもできない高齢の通院者が列をなしています。生きること自体に全
力を尽くしているように思えます。

あなたの足を止めている踏切はいつ開きますか。開くまでの時間あなた
は何をして過ごしますか。開いたときにどこに向かって歩き出しますか。
そしてその時、あなたにはどれだけのエネルギーが残されていますか。
それともむりやりに遮断機をくぐって向こう側に行きますか。

このブログを読んでいるあなたは、いま自分の人生の今後に思いを馳せ
ているのだろうと思います。そして開かない踏切の前でたたずんでいる
のではないでしょうか。自由にならない状況は不安になったりいらだっ
たりします。でも障害を迂回する道を進めば自分自身の力にふさわしい
早さと時間で行き着くことができます。

私はいま迂回する線路下の地下道から、ようやく明かりが射す上り階段
に差し掛かっているような気がします。


ゆっくりとスタートを切りました
 昨年は雇用保険をもらいながら丸一年間の有給休暇を楽しみました。
支給日数は当初の330日に加え30日間の延長が認められたため丸々360日
間、満額での支給を受けられました。その時間は実に新鮮なもので、そ
して多くのことを気付かせてくれました。

3月末までと期間を決めて3つのことを試してみることにしました。これ
までは自分の中でさまざま考えをめぐらしてきましたが、年末から正に
ゆっくりとしたスタートを切りました。

まず自分にできることとして在職中に一貫して携わってきたものの作り
方を考える仕事。これを体系的にまとめて大企業のいじめに四苦八苦し
ている下請けの中小企業に向け現場づくりのやり方を指導する仕事への
取組みです。その教科書を書き始めました。

ふたつ目は自分のやりたいこと。これは木工工房を開くこと。これまで
趣味の域を出ていなかった部分です。造りたいものに対してより適切な
材料や手法を選択するためにはもっともっと多くの知識が必要でした。
塗料や接着剤といった化学製品の種類や特徴、建築・家具用の金物、自
由な形状を作ったり型どったりする塑形材、木工・金工用工具などなど。

これまでのやり方はできるだけ自分の手元にある工具や刃物で加工でき
る方法を考えながら進めてきました。その方が費用もかからないし加工
も安心です。出来栄えもそこそこ予想できます。でもそれだけでは新し
い領域に入っていけません。

以前からいちどやってみたかったホームセンターでのアルバイトを始め
ました。年末から週4日間、一日5時間だけですが大手ホビーショップの
商品補充のバイトです。同じような用途なのに夥しい種類の製品があふ
れていることにあらためてびっくりします。でもこれは楽しい。工房を
立ち上げる際にどのようなものを揃えておけばどのような守備範囲が持
てるかよく判ります。

そしてなにか役に立つこと。これはこのブログとして始めた私の経験を
伝えることです。早期退職やサラリーマンからの卒業にまつわる様々な
思いだけでなく、実務で扱ってきたものづくりに対する考えやその実践
結果などもまとめあげてゆこうと思います。

自分が会社内の流木として所属してきた部署は上は研究所から下は購買
まで様々でした(上下関係は主観的なものです。念のため)が、スタート
が生産技術だったためか、仕事に対峙する目線はいつもどうやって造る
のがいいんだろうか、何をコントロールすれば安定して生産できるのだ
ろうかというものでした。これは無理やり工学の分野に当てはめると生
産管理工学や生産システム工学といったものに含まれるものだと思いま
すが、図書館で閲覧する教科書とはかけ離れた意見が私の中にあります。

それなりに長い時間を生きてきた人間が何か始めようとすると、やはり
その経験をだれかに伝えて活用してもらえたらということが動機になる
ようです。

就職支援会社や登録してある就活サイトからさまざまな募集案件が送ら
れてきますが、できることならサラリーマンには戻りたくない。せっか
く生簀からでて外海を味わったのだから、そこでやっていきたいと強く
思うようになりました。

自分の評価者が決められている、自ら上司を選べない。より大きな仕事
を担ったり、多くの収入を得ようとするなら上司の意向に沿って芸をし
なければならない。他に道はない。これがマリンパークのイルカでしょ
う。でも自分を評価してくれる人を自分で探してあるく。これが自立だ
と思います。世の中には多くの作家や多くのアーティストが活躍してい
ます。それぞれがそれぞれの評価者を持っています。その優劣を比較す
ることに意味はありません。

そこに向かってゆっくりとスタートを切りました。