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早期退職を考える人たちへ
早期退職が盛んな日本の製造業。去るか、残るか悩んでいる人たちへの参考として私の経験を伝えます。 左下「カテゴリ」を目次代わりにしています。
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会社からの給料はだれが稼いだものだろう
 ソニーのような世界的大企業で働く人たちの所得は大きなものだと思
います。会社を辞め雇用保険受給者としての申請を行ったり、国民健康
保険に加入してみると、いずれのケースでも上限として定められている
金額をはるかに超えていました。平の課長ですらそうなんです。民主党
がはじめた「子供手当て」、我が家の娘にも毎月15,000円が支給されま
した。しかしあっという間に廃止され、児童手当にもどったら月5000円
になりました。所得制限を超えていたからです。所得制限を超えた家庭
に支給する必要があるかどうかは別の議論として、そのくらいの所得を
得ていたことになります。

日本の給与所得者の平均年収は2011年度400万円だそうです。住んでい
る地域によって物価の違いはありますが、ソニーで働く人たちにとって
ひょっとすると入社直後からあたりまえのようにもらっている金額では
ないでしょうか。そのくらいの差があります。

普段利用するコンビニエンスストア。そこで働いている人たちはパート
契約の人が殆どでしょう。時給は都内でも900円程度です。毎日立ちっぱ
なしで8時間働いて7200円、30日働いて21万円、年収でも240万円程度に
しかなりません。

働いている個人に能力がないから、と切り捨てるひともいるでしょう。
確かに自分の能力を所得に変換するにはそれなりの手段が必要です。勉
強して力をつけるとか、体を鍛えて力をつけるとか。

でもいままで私がもらっていた多額の給料はいったいだれが稼いでいた
んでしょう。朝から晩まで立ち作業をしている人たちとは桁違いです。
皆さんが如何に優秀でも個人で得ることは極めて困難です。例えば年収
600万円としましょう。残業含めて年間2000時間分として時給は3000円
です。コンビニのバイトとの3倍の違いはどこから来るのでしょうか。

皆さんの職場で働いている派遣社員の方々。一般職、技術職と契約形態
はいくつかありますが、一般職での契約では時給2000円から2500円程度
だと思います。働き具合によって時給を上げることができますが、例え
ば時給で200円という当時限度とされる昇給を行ったとしても本人に渡
るのは20円程度だそうです。給料を上げることが如何に難しいか。

自分を振り返り、退職してどのくらいの収入が取れるのかを考えたとき
会社でもらっていた給料は自分が稼いだものではなく、会社が稼いだ金
を職位によって配分されたものだという考えに至りました。

自分としては、βであり、8mmであり、VHSであり、DVであり、Blu-ray
でありと様々な新規フォーマットの立ち上げに貢献してきたと自負して
います。また効率の改善など費用低減にも寄与したと今でも思っていま
す。しかしそれらから得た所得が自分自身で稼ぎ出したものかと考える
とどうもそうではなさそうです。ソニーという「ブランド」が稼ぎ出し
たものを配分されていたんです。もちろんソニーブランドの価値向上に
寄与したとは思っていますが、ブランドがあったからこそ可能だったこ
とは明らかです。

新製品の立ち上げに同行し、東南アジアの国に出張する機会が多々あり
ました。首都から車で数時間離れた田舎町のスーパーでもソニー製品は
ガラスケースに収められ売られていました。これがブランドの力ではな
いでしょうか。ソニーブランドなら買う人がいるからです。そういえば
先日亡くなられた大賀典雄さんは常にソニーの最も貴重な財産はブラン
ドだと話していました。そしてそれを裏切らないことが大切なんだと。

デジタル化が進み、個人でもデジタルカメラが作れる環境があります。
今売られているようなカメラをより安くて快適なものが創れるかもしれ
ません。でもそのカメラを仕入れて売ってくれる店はありません。個人
も製品も信用されていないからです。

会社を離れ、外から見るようになるとソニーに限らず大手の企業で働く
人たちの給料を稼いでいるのは企業としての信用、ブランドだというこ
とが判ります。そして大きくなったブランドを支えるのには数多くの柱
が必要なんだろうと考えます。

トランジスタラジオに始まり、テープレコーダ、トリニトロンテレビ、
コンパクトディスク、ウォークマン、ビデオテープレコーダー、ミニコ
ンポ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、パソコン、携帯電話、ビデオデ
ィスクレコーダなど多くの柱が加わり、ブランドを大きくし、また支え
てきました。しかしこの柱が一本、また一本と崩れ、失われつつありま
す。

今後も会社に残って働く人たちは、ぜひ新しい柱を加えてゆく仕事をし
てください。商品の形態が変化し、支えているブランドの重心の位置は
移動しています。不要になった柱を太くしても意味はないし、また市場
が必要性を求めなくなった柱は太くしたくとも太くなることはありませ
ん。

柱を構成するエレメントは従業員でしょう。企画、設計、製造、営業、
品証、あるいは人事、総務、経理何れの部署であっても、商品の強化を
通してしか外貨を稼ぐことはできません。自分自身がどのような形で重
心を支える新しい柱造りに参加しているか、明確に自覚する必要があり
ます。

もし私のように次の柱をどこに立てたらいいのか判らなくなっている人
がいたら、会社から目線を離し自分自身の柱はどこに建てるべきかを考
えては如何でしょう。そしてその着工は早いに越したことはありません。




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